メディアリテラシー=騙されない判断力
- 副塾長
- 3月21日
- 読了時間: 3分
身近な人も世の中もそうですが
詐欺や誇大広告、虚偽の情報に振り回されている人
被害を被る人が一定数存在します。
スマホの電話に電話がかかってきたら
ネットで電話番号検索したらそれが迷惑電話か否か
どこからの電話なのか基本的に確認できます。
警察を名乗って電話してきても
その人が警察かどうかの確認のしようがないので
信じる必要はありません。
本当に警察なら、自宅まで来るか、文書で連絡があります。
自宅まで来ても、警察手帳を見るまでは警察かどうかは判断できません。
警察手帳を出されても、警察手帳の原本を知らないので、
警察署に問い合わせて、在籍確認をしないと
本物かどうかは判断できません。
迷惑メールかどうか、サイトが本当に企業のものなのかどうかは
アドレスの場合は、アドレスの「@」以下がでたらめな記号の羅列になっていないか。
意味のありそうな英単語が並んでいても、企業の名前が入っているか、など
普段からアドレスを見ていたら基本的に真偽が分かります。
URLも「.com」など違和感のないものかどうかなどメールアドレスと同様の判断材料で真偽がある程度識別できます。
扇動的な情報や不安を煽るような情報、特にSNSに流れていて
Yahooニュースなどに乗っていない情報は
一次資料を当たれば真偽が分かります。
※一次資料=情報の大元
※例
大学を名乗っている文書の画像データが根拠資料の場合、
大学名とその回ってきた情報を検索にかければ
大学のHPでその情報について言及されています。
虚偽の場合も、ややタイムラグはありますが、
大学のHPに「~について当大学名の書かれた文書がSNSで拡散されていますが、当大学は無関係です」といった注意喚起がされています。
要は、人づての情報をすぐに参考にするのではなく
自分で情報の出どころを検索することが大事、ということです。
そして、基礎的な知識(公衆衛生、簡単に儲かる話はないこと)などを押さえておけば
一次情報を当たるまでもなく真偽の判断ができます。
もちろん、それでも一次資料まで検索する癖付けは大切ですが。
なので、勉強が大事です。
こんなこと、何の役に立つのだろう、ではなく
今は役に立たなくても将来役に立つことがあったり、
役に立たないことを役に立たせるよう考えることが
自己防衛や創造に繋がります。
学問とは常識を疑うことです。
かのアインシュタインですら、自分の専門分野で間違えることがあります。
たしか、サイモン・シン著、「宇宙創成」では宇宙定数Gについて
基本的に物理学では辻褄合わせの定数をおくことをよしとしないのですが、
例外的にこの宇宙定数Gは美しい、とアインシュタインは言い、
当時別の学者が宇宙定数Gを用いない数式を考案した際に
それは間違っている、と指摘しましたが、後々アインシュタインの誤りであることが判明しました。
そんなアインシュタインも、若年も晩年も常識を疑うことが学問である、、と言っていたのでなんでもすんなり信じずに「本当にそうなのかな」と考えることが、圧倒的な学力への遠回りな近道になるんだろうな、と感じています。
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