伝説の塾生⑦「動かない」
- 副塾長
- 3月29日
- 読了時間: 2分
萩塾の歴史は30年以上あるので
中には古き良きといいますか
おおらかな時代の象徴のような生徒が数人います。
(生徒、と書いていますが私にとっては先輩だったので
以下、先輩、とします)
伝説の塾生⑥が高校時代に連れてきた
背の高い、リーゼント金髪の先輩がいました。
一緒に卓球をしたとき(当時卓球が塾で流行ってました)
左右にボールを打ち分けても
真ん中に立ったまま一歩も動かず打ち返す。
点が入っても、入れられても、何があっても喋らない。
動かないし喋らない。
大木のような人でした。
金髪だからイペーの木とかでしょうか。
一時期塾に来ていなかったので
何があったのか塾長に聞くと
その先輩がバイクに乗っていたら後ろから
ヤンキー集団に煽られて
「調子にのんな、止まれ」的なことを言われたそうです。
その先輩は1人で相手は10人くらいいたそうで
どうやって逃げたのかな、と聞いていたら、
なんと逃げずにそのままバイクから降りて
バイクにあった木刀で全員をぼこぼこにして
少年院に入れられていた、とのことでした(正当防衛では?)。
卓球のときの不動明王のような佇まいを体感していたので
事の顛末に納得したものです。
強い人はぴーひゃら言葉を発さない
視線が動かない
勉強になりました
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