全ての源泉は好奇心
- 副塾長
- 2月28日
- 読了時間: 2分
執筆者:副塾長
世に恐るべきものは、目あれど美を知らず、耳あれども楽を聴かず、心あれども真を解せず、感激せざれば、燃えもせず……の類いである。
ーーー「窓ぎわのトットちゃん」、p137、黒柳徹子著
はじめて読んだときに、感動し、自分に子どもができたら読んでもらいたい、と思い大切にとっている1冊です。
先日、塾でトランプの話になったとき、トランプのカードの種類にダイヤ・スペード・ハード・クローバーがあることを知らない生徒がいました。
トランプをしたことがなかったわけではなく、トランプをしていても、
その遊びに関係がない情報だったので認識していなかったようです。
もちろん、好きなこと、自分が興味を持ったことに全集中することもすばらしい能力ではありますが、それ以外のことにも興味をもたないことはもったいないです。
目の前にあるものごとに好奇心をもつこと。
勉強の真髄はそこにあります。
幼少期に誰もが持っている好奇心を、いくつになっても持ち続けていること、
ただそれだけで勉強は面白く、容易くなります。
好奇心をもっていると、わかったとき、
「なるほど!!!」
と感動して、心が動かされます。
知ること自体が喜びなので、ご褒美も必要ありません。
最近の読んだ本には、ご褒美をあげることで、
その作業が成功報酬を得るための行動になり、
意欲的にしなくなくなる、と書いてあったことも、
それはそうだろうな、と思いました。
今は好奇心が薄れてしまっていたとしても、
人間は思い込む力が強いので、
・好奇心を持っている
・これはなんだろう
と無理やり自分に言い聞かせるだけで
また好奇心を芽吹かせることができます。
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